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消化器内科

消化器内科について

消化器内科は、食道から胃・十二指腸・小腸・大腸までの消化管と、消化を助けたり栄養を蓄えたりするすい臓、胆のう、肝臓を扱う診療科です。腹部エコーや胃カメラを用いて検査・診断します。

相談の多い症状

胃痛(上腹部痛)

胃痛の原因は胃・胆嚢・膵臓であることが多いので、まずはそれらが原因となっていないかを精査します。それ以外の原因としては下部消化管(小腸<大腸)のガス・残渣の貯留が考えられます。これは高速道路の交通渋滞のようなもので、ゲート(口~胃)は通過しますが、その先の出口から手前が渋滞している状態です。この下部消化管のガス・残渣の貯留は、ストレスなどにより気うつ(気の停滞)になっていることで消化管の活動状態が悪くなり引き起こされていることがあります。
よく遭遇するわかりやすい症状としては、人前でのスピーチ前に食事ができない、終われ急にお腹がすく、仕事や学校などのストレスが原因で通勤・通学時の腹痛や下痢になるなどです。
当院はこのことを念頭に消化管全体をとらえて、必要に応じて西洋医学的精査(CT、カメラ)に、東洋医学的加療を加えて加療します。胃薬を処方することが多いですが、気うつを改善するための漢方なども処方しますので、消化管症状軽減はもちろん、精神状態の緩和も期待できます。

便秘

2日以上便が出ないという方はよくいらっしゃいますが、最近の報告で便秘を放置すると生命予後にも影響するという報告もありますので、軽視せずに治療することをおすすめいたします。便秘が身体に与える影響としては、循環器疾患(特に排便時のいきみによる血圧上昇)、フレイル・サルコペニアの助長などがあります。また、腎機能などのその他の内臓疾患への影響もあります。

消化器内科の代表的な病気

逆流性食道炎

食道静脈瘤

慢性胃炎

胃潰瘍

過敏性腸症候群

潰瘍性大腸炎

肝炎

胆石症

胆のうポリープ

食道アカラシア

急性胃炎

ピロリ菌感染

胃ポリープ

急性腸炎

虚血性腸炎

肝硬変

胆のうポリープ

膵炎

食道がん

胃がん

機能性ディスペプシア

十二指腸潰瘍

クローン病

大腸がん

肝嚢胞

胆のうがん

自己免疫性膵炎

各種検査について

当院では、エコー検査・ホルター心電図検査・睡眠時無呼吸検査・内視鏡検査を受けられます(予約制)

胃カメラについて

胃カメラは鼻から入れる内視鏡検査を中心に行っております

現在の経鼻内視鏡は、従来問題となった経口内視鏡と比べて画質が劣るということもありません。経鼻内視鏡は経口内視鏡とは異なり、嗚咽の原因となる舌根に触れずに食道に上方から挿入しますので吐き気を感じることなく検査を受けることができます。患者様への負担が少ないため、鎮静剤を使用する必要がなく、麻酔によるトラブルがなく、検査後にすぐに帰ることができます。検査中の会話も可能ですので不安感が軽減されます。またレーザー光源を搭載した胃カメラを用いますので、胃炎・胃がんの診断に有用となっています。「鼻からはちょっと…」と不安な方は経鼻内視鏡=細径内視鏡を口からの挿入もできますので、今までより格段に楽に受けていただけます。

胃カメラの流れ

消泡剤を飲む

胃の中の泡を取り除き、胃の壁をきれいにするために消泡剤を飲みます

01

鼻腔に局所血管収縮剤をスプレー

鼻腔粘膜の血管を収縮させます。出血しにくくするだけでなく、鼻の通りも良くするために行います。

02

鼻腔に麻酔薬を注入し局所麻酔を行う

麻酔法は小さな注射器で、麻酔薬を流し込みます。

03

麻酔薬を塗ったチューブを挿入

細くて柔らかいチューブにゼリー状の麻酔薬を塗り、鼻腔に挿入します。鼻腔の痛みが抑えられ、内視鏡の通過がスムーズになります。

04

鼻からゆっくり内視鏡を挿入

前処置を行った側の鼻へ内視鏡を挿入します。この時違和感はありますが、ほとんど痛みを感じることはあるません。

05

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