アトピー性皮膚炎で悩まれていた患者さんの治療エピソードのコピー
- HEIWA SOTOMURA
- 2月10日
- 読了時間: 2分
更新日:3月24日

患者さまとの出会い
患者さまは60代の女性で、事務職をされている方です。もともとコレステロール治療のために当クリニックに通院されており、アトピー性皮膚炎でも悩んでいました。ステロイドを塗ると症状は一時的に改善するものの、かゆみや痛みが続いていました。
症状について
患者さまは皮膚のかゆみと赤み、痛みを訴え、慢性的な不快感に悩んでいました。特にアトピーの影響が大きく、生活の質にも支障をきたしていました。
治療方針と経過
診察により、「血虚」の状態が確認されました。「血虚」とは、体内の血液が不足し、巡りが悪くなった状態を指します。また、腹診で「汚血」も認められ、体内の毒素や循環不全が原因である可能性が考えられました。
初回治療では不足した「血」を補い、巡りを改善し、体内の熱を冷ますことを期待できる漢方を処方しました。
1か月後、症状の改善が見られなかったため、赤みと炎症を抑える漢方と毒を排出する漢方に変更しました。その後も数回の受診を経て、適宜漢方の変更を行い、最適な処方を模索しました。
数か月後、「漢方が効かなくなった」との訴えがあり、漢方の組み合わせを変更しました。その後、患者さまの要望により、新しい漢方を追加処方したところ、症状の改善が見られました。
まとめ
現在、患者さまは身体が軽く感じられ、症状も安定しています。適切な漢方治療を通じて、生活の質を向上させることができました。
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